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【GIA学生プログラム】パブリックコースにてフィールドワークを実施しました

【GIA学生プログラム】パブリックコースにてフィールドワークを実施しました

脱炭素社会の実現を牽引する次世代のイノベーター育成プログラム「Green Innovator Academy」の第4期は2024年8月に開講、学生プログラムには全国の大学/大学院から約60名が参加しています。

パブリックセクターコースは、北海道斜里町、神奈川県葉山町、環境省のテーマに分かれて政策提言を行います。受講生は、それぞれの地域のフィールドワークへ参加しました

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北海道斜里町

北海道斜里町チームは、「国立公園(ウトロ地区)の脱炭素」をテーマに取り組んでいます。フィールドワークでは、実際に斜里町ウトロ地区と知床国立公園に訪問しました。

1日目は斜里町役場へ訪問し、職員の方との交流を通じて脱炭素への想いを伺いました。その後、斜里町立知床博物館(*1)へ訪問し、斜里町の自然や歴史の特性について学びました。

2日目は、知床国立公園へ訪問し、国立公園内の施設を視察しました。また、国立公園内の開拓跡地を保全する「しれとこ100平方メートル運動(*2)」や、ヒグマを守る「クマ活(*3)」について詳しくお話いただき、住民や観光客を巻き込んだ取り組みについて理解を深めました。

その後、3日目にかけて、現町長や前町長をはじめとする皆さんからのヒアリングを実施しました。斜里町は、1964年に知床半島が国立公園へ指定されたことなど、様々な歴史を辿ってきました。斜里町を先導してきたリーダーの皆様へのヒアリングや意見交換を通じて、脱炭素を含めた斜里町の未来の姿について活発に意見が交わされました。

一連の視察を終えた参加者からは、「雄大な自然を肌で感じ、斜里町の掲げる理念である『みどりと人間の調和』を実感できた。」「リサーチだけではわからない斜里町の実態や課題を知ることができ、今後の政策提言にとても参考になった。」といった感想が寄せられ、政策提言へ繋がるフィールドワークとなりました。

(*1)斜里町立知床博物館 https://shiretoko-museum.jpn.org/
(*2)しれとこ100平方メートル運動 https://100m2.shiretoko.or.jp/
(*3)クマ活 

 

神奈川県葉山町

神奈川県葉山町チームは、「家庭と交通の脱炭素」をテーマに取り組んでいます。フィールドワークでは、実際に神奈川県葉山町に訪問しました。
1日目はしおさい博物館へ訪問し、職員の方との交流を通じて脱炭素への想いを伺いました。その後、一色海岸へ訪問し、実際にビーチクリーン活動を行いました。午後には、葉山町教育総合センターを訪問し、IGES様(*1)から葉山町の現状についてお話を伺い、葉山町の脱炭素の現状を学びました。夕方には、湘南国際村緑地にて竹林整備を経験しました。

2日目は、葉山ステーションへ訪問し、葉山町観光協会様(*2)からお話を伺いました。また、葉山町にて関係者意見交換として、地域の交通会社である逗子菊池タクシー株式会社様(*3)、地域住民として、かながわ気候市民メンバーの方々(*4)から詳しくお話を伺い、地域の交通会社や住民主体の取り組みについて理解を深めました。

(*1)IGES様 https://www.iges.or.jp/jp
(*2)葉山町観光協会様 https://www.hayama-kankou.jp/
(*3)逗子菊池タクシー様 https://kikuchi-taxi.co.jp/
(*4)かながわ気候市民メンバーの方々 https://inst-dep.com/free/zushihayama

一連の視察を終えた参加者からは、
「葉山について理解が深まった。葉山の人々がどのように暮らしたいのか、リアルを知ることができたので、それを参考に政策を考えたい。」「町をより良くするために努めているということが伝わった。交通といっても町役場だけでは完結できないことや、葉山町だけで完結できないことの存在に気付き、勉強になった。」「葉山町の環境資源、気候、自然に触れ、限られた予算の中で『繰り返し来てもらう』という価値観を重視していることに共感した。」といった感想が寄せられました。

 

環境省

環境省チームは、「自治体の脱炭素中核人材育成方針と研修プログラム」をテーマに取り組んでいます。フィールドワークでは環境省を訪問しました。
訪問では現役官僚の方々から詳しいお話を伺い、脱炭素に関する現状や環境省の方針、取り組みなどを説明いただきました。気候変動対策や資源循環、ネイチャ—ポジティブに関して具体的な施策を解説いただき、環境省の取り組みについて解像度を上げることができました。その後の質疑応答では、人材育成についてを深掘りする質問が積極的に交わされました。

参加者からは、「環境に対するデータや取り組みなど詳細に理解することができた」「行政がどのように地方自治体と協力しているのか、実際にお聞きすることができてよかった」「日本の環境事業について大局や、環境省の取組について理解ができとても勉強になった」などの感想が寄せられました。

参加者は12月21日〜22日の2日間にわたって開催する「Green Innovator Forum」での最終発表に向けて、政策提言の検討を進めていきます。

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