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【GIA学生プログラム】ビジネスコースのフィールドワークを実施しました

【GIA学生プログラム】ビジネスコースのフィールドワークを実施しました

脱炭素社会の実現を牽引する次世代のイノベーター育成プログラム「Green Innovator Academy」の第4期は2024年8月に開講、 学生プログラムには全国の大学/大学院から約60名が参加しています。
ビジネスコースでは、IXホールディングス、村田製作所、広島アルミニウム工業、金沢大学の4つのテーマに分かれて新規事業立案を行います。学生は、各パートナー企業のフィールドワークに参加しました。

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IXホールディングス 

IXホールディングスのフィールドワークに参加した学生は、「宮川の環境保全に貢献し、プラスチックリサイクルを推進するビジネスモデルを提案せよ」 というテーマに取り組みました。1日目は鳥羽でプラスチックのマテリアルリサイクルを行うREMAREの作業場を見学し、廃棄プラスチックが新製品に生まれ変わる仕組みを学びました。その後は大台町に移動して、大台町商工会、有限会社森と水を守る会、Verde大台ツーリズムをそれぞれ訪問、ディスカッションを通じて宮川流域の人々の暮らしや産業、そして宮川が人々にとってどういった存在なのかということついて、理解を深めました。

2日目はB&G海洋センターを訪れ、三瀬谷ダムで実際にプラスチックごみが浮かんでいる様子を目の当たりにしました。その後は伊勢市へ向かい、IXホールディングスのグループ会社を訪問しました。最後にIXホールディングスの浜田吉司社長からもお話を伺い、2日間の振り返りワークショップを行いました。

参加者からは
「プラスチック問題の現場を目の当たりにし、実際の課題感を掴むことができました。多くの方からお話を聞いて、プラスチック課題と取り巻くステークホルダーの関係性について複合的に考えることができました。」
「民間と行政との間で互いに何が出来て、何が出来ないのかという線引きや、現場での課題やモヤモヤがたくさんあることを認識しました。」
といった感想が寄せられました。

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村田製作所

村田製作所のフィールドワークに参加した学生は「村田製作所が持続可能な資源利用率100%を実現し、電子機器業界の循環経済をリードするための戦略ロードマップを検討せよ」 というテーマに取り組みました。
1日目は村田製作所の関東最大の研究開発拠点であるみなとみらいイノベーションセンターを訪れ、最新技術・製品の見学をしました。またテーマに沿ったグループワークを行い、電子機器業界の抱える課題の設定や解決策のアイディアを検討しました。2日目は環境省認定の「小型家電リサイクル法」認定業者である株式会社リーテムの水戸工場を訪れ、工場見学を通して、家電の回収から分解、さらに資源として再利用するための仕組みを学びました。

参加者からは、
「頭を動かすだけではわからないリサイクルの実態や、実際に使われている製品の形を目の当たりにし、今後提案をするにあたりとても参考になる情報を得られた」
「村田製作所の製品がどのような役割をしているのか、どのような思いで取り組んでいるのかが理解できた」
といった感想が寄せられました。

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広島アルミニウム工業

広島アルミニウム工業のフィールドワークに参加した学生は、「100年の歴史を有する自動車部品製造会社での新たなビジネスモデルを提案せよ」というテーマに取り組みました。
1日目はアルミニウムを原料とした自動車部品や無水鍋の製造工場を訪問し、アルミニウムの特性を活かした製品の強みや実際の製造技術について学びました。実際の製造の現場を見ることで、扱っている素材の特徴や製造上の課題や可能性について学ぶことができました。2日目は、グループで理想的な未来像を描き、広島アルミニウム工業の技術を使ってどのように実現していくか検討するワークショップを行いました。また、小松社長よりアカデミー生に向けてエールのお言葉をいただきました。

参加者からは、
「アルミや樹脂等の素材や、素材の加工方法に対する理解が深まった」
「インターネットで得られる情報はとても簡略化されており、実際にはひとつのパーツを製造する際に非常に多くのことを考慮しなければならないということを実感した」
といった感想が寄せられました。

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金沢大学


金沢大学のフィールドワークに参加した学生は「バイオマスだけで100億人が幸せに暮らせる社会をどうデザインする?」というテーマに取り組みました。
1日目は、システム思考ワークをグループで行い、サプライチェーン全体としての生産から販売までの物やお金といった社会の仕組みについて学びました。2日目は植物、素材、海洋、金融それぞれを専門とする教授からの研究分野に関する講義をお聞きし、実際に学内にあるバイオマスプラスチックや植物の研究室の見学を行いました。

参加者からは、
「一つのものを作るためには、分野を超えた色んな関係者がかけがえのない人生の時間をかけてつくっているということを学びました。」
「研究室訪問等を通じて、バイオマスプラスチックについて実感を持つことができ、これからの事業立案のイメージがFW前より格段に深まりました。」
「事業立案をするにあたって、第一に自分たちが描きたい未来像を明確にし、実現に向けてどんなシステム・商品があったら楽しそうか、やってみたい!と思えるかを考えるべきだということを学びました。」
といった感想が寄せられました。

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参加者は12月21日~22日の2日間にわたって開催する「Green Innovator Forum」での最終発表に向けて、新規事業立案の検討を進めていきます。

 

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