共創価値創造期では、ビジネスコースとパブリックコースにわかれ、提示されたテーマに基づいて、それぞれ企業や自治体へのビジネスアイディア提案や政策提言を行います。
今期ではさらに知見を広げるために、農林水産省、経済産業省、環境省の3つの省庁に実際に行き、ヒアリングを実施しました。
農林水産省大臣官房みどりの食料システム戦略グループ長の久保牧衣子氏を訪問しました。
久保氏個人の経験から、みどりの食料システム戦略の背景、農林水産省だからこそ考えるべき国民の健康や生産者との関係性についても直接伺うことのできる大変貴重な機会でした。
終始質問が途切れることはなく、活発に環境問題や日本の農業における問題に取り組もうとする参加者の様子が見られました。
参加者からは
「これからの日本の農業は環境配慮だけでなく持続可能性を追求しつつも各省の視点から政策を打ち出していることに気付かされた」「実際にみどりの食料システム戦略を作成する方の声や熱量を伺うことができた」
といった感想が寄せられました。
経済産業省を訪れ、現役官僚の方々からお話を伺い、日本のエネルギー政策についてお話をいただきました。具体的には、エネルギー政策における最前線での動きや政策における意思決定の背景など現場でしか分からないような貴重なお話を伺い、参加者にとって多くの気づきを得ることができました。特に、省庁における働き方や業務内容についてイメージが一転した参加者も多く、今後のキャリアの参考にもなりました。
参加者からは「経産省の外から見るのと中からみるのでこんなにも景色が違うんだということを感じた。」「一筋縄に行かない複雑な現状などを知ることができ、理想と現実にどう折り合いをつけ、実行まで落とし込むのかを常に考え続けたいと思った。」「中央省庁として規模の大きなプロジェクトに関わっていること,少しでも明るい未来にするために一人一人が使命を持って働いていることに心を動かされました。」などの感想が寄せられました。
環境省を訪れ、現役官僚の方々からお話を伺い、地域新電力に対する取り組みや現状の課題、業務に対する思いについてお話をいただきました。具体的には、気候変動を取り巻く状況について他国の政策と比較しながら日本の取り組みを整理した上で、地域脱炭素や自然共生、資源循環など省庁として重点的に取り組まれている政策に関してお話をいただきました。
その後、質疑応答の時間では多くの参加者から鋭い質問がされていました。
参加者からは「様々な視点から地球環境を保全する政策を打ち立て、よりよい国にしていくために前線に立って働いている方に直接お話を伺えてよかった。」「環境についての知識だけでなく、取り組む姿勢や、必要な力が他にもあるのだと学んだ。」「職員の方々が使命感を持ちながら仕事に取り組まれている姿に非常に刺激を受けた。」などの感想が寄せられました。
すべてのフィールドワーク後、得た学びを基に各グループで議論を重ね、最終的にはフォーラムにて政策提言を行ないました。
関わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。
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