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【卒業生インタビュー】GIAでの学びを原点に、ビジネスの世界へ(株式会社Relic 富田大貴 氏)

【卒業生インタビュー】GIAでの学びを原点に、ビジネスの世界へ(株式会社Relic 富田大貴 氏)

Green Innovator Academy(以下GIA)は、「未来を自らより良く変えていこうとするイノベーターの育成」を目的に、2021年に開講しました。これまでに、企業の経営幹部候補や若手リーダー、ベンチャー企業のCEO、省庁・自治体職員、学生など、2025年12月時点で500名を超える卒業生を輩出し、社会の幅広い分野で活躍されています。

今回は第1期(2021年度)の学生プログラムに参加された富田大貴氏にお話を伺いました。


PROFILE
富田 大貴(Hirotaka Tomita)氏
株式会社Relic
※GIA参加時:立命館大学経済学部国際経済学部


「何かを変えたい」— コロナ禍で見つけたGIAという挑戦

― GIA卒業から約5年が経ちました。現在の活動について教えてください。

GIAに参加していた当時は大学2年生でしたが、現在は社会人2年目となり、株式会社Relicでコンサルタントとして働いています。主に大企業を対象に、新規事業の立ち上げや推進に伴走する支援を行っています。

― GIAに参加しようと思った理由を教えてください

大学に入学した直後にコロナ禍に入り、最初の1年間は思うような大学生活を送ることができませんでした。その反動もあって、「何か自分を変えるきっかけが欲しい」と考えるようになりました。

ちょうどその頃はオンライン化が進み、地方にいても首都圏のコミュニティに参加しやすくなっていたため、地域を限定せずにさまざまな情報を探していました。そうした中で、たまたま見つけたのがGIAです。もともと新しいものが好きな性格なので、「1期生募集」という言葉に強く惹かれ、参加を決めました。

二元論では語れない現実を知った「福島フィールドワーク」

― GIAで得たものや、特に印象に残っていることがあれば教えてください。

一番印象に残っているのは、福島でのフィールドワークです。ニュースや教科書だけでは実感できない恐怖や絶望を、現地で肌身をもって感じた一方で、原子力が地域にもたらしてきた恩恵についても考えるきっかけになりました。

1泊2日の行程の中では、考えがさまざまな方向に広がることも多くありましたが、最終的には、原子力という一つのテーマを「良い・悪い」という二元論だけで語ることは、かえって分断を生むのではないかと感じました。

それよりも大切なのは、自分の目で現場を見て知り、その現実に向き合いながら考え続けていくことだと思うようになりました。この経験を通して価値観が大きく変わり、福島で起きたこと、そして今も起きていることを、より深く「自分ごと」として捉えられるようになりました。

「意識高い系」で終わらせない。学問からビジネスへの転換

― GIA卒業後は、どのような活動をされていましたか。

GIAに参加する前は大学で環境経済学を学んでいましたが、学問と現実との間にあるギャップを強く感じるようになりました。そこでGIAを終えた後は、主に「仏教経済学(精神的な豊かさを基盤とする学問)」をテーマに研究するようになりました。

環境問題についても、関心のある人を「意識が高い人」として距離を置くのではなく、誰もが自分ごととして捉えられる形で議論することが大切だと考えるようになりました。限られた資源の中で、いかに持続可能な社会を実現していくのか。そして、その中で経済合理性をどのように担保していくのかについて考えていました。

 

― 大学では仏教経済学を専攻する傍ら、大学外ではどのような活動をしていたのですか。

大学3年生の頃からは、もともと興味のあったビジネス分野での活動も増やしていきました。現在勤務している株式会社Relicでのインターンでは、建材の活用に関するビジネスプランを提案し、実際に事業化まで進めることができました。実際に事業を進める中で、資金面をはじめとする経営の難しさや、ビジネスの現実を肌で感じることになりました。

その後、Mealforwardという会社から声をかけていただき、社長と二人三脚で生鮮食品のECサイト運営に取り組みました。そこでは、実質的に社長業以外のほとんどの業務を担当していました。振り返ると非常にカオスな環境でしたが、その状況にワクワクする一方で、自分のスキル不足に対する強い危機感も抱くようになりました。

カオスを楽しみながら、未来に自分の価値を残す

― ビジネスの観点を重視されているのが印象的でした。その背景にはどのような思いがあったのでしょうか。

「自分の存在価値を社会に残したい」という思いが強かったことが、ビジネスに関心を持った原点かもしれません。浪人時代には、自分のアイデンティティと向き合う時間が多く、「自分は何者なのか」という問いを自分自身に投げかけ続けてきました。

だからこそ、社会にインパクトを与えるようなことに取り組みたいと考えるようになり、その手段としてビジネスに着目したのだと思います。現在、大企業向けのコンサルティングに携わっているのも、社会に与える影響が大きい企業だからこそ、社会課題をより構造的に解決できるのではないかと考えているためです。

― 最後に、個人としての今後の展望や、理想の人物像について教えてください。

先ほどお話ししたように、「社会課題を構造的に解決する」という目的意識は強く持っています。ただ、「何年後にこうなっていたい」という具体的な将来像は、あえて持たないようにしています。

GIAに「1期生」という言葉に惹かれて参加したように、もともとカオスや不連続性のある環境にワクワクする性格なんです。だからこそ、1年を振り返ったときに「来年はまったく違う自分になっていたい」と思えるような挑戦を続けていきたいと考えています。

そうした挑戦を積み重ねながら、最終的には社会課題を解決するビジネスを持続的に生み出し、未来に対して自分の価値を残せるような人間になりたいと思っています。

― 本日は貴重なお話をありがとうございました!

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